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先日5/10、地元のランニングショップの協力を得て、ランニングの向上を目指すメンバー向けに講習会を開催しました。週はじめ月曜日にも関わらず20名ほどが集まり、ワイン、チーズ、野菜スティックなどをつまみながら、普段のトレーニングのポイント、レースのためのHint & Tips、正しいフォームと適切なシューズの選び方など1時間半に渡ってのカジュアルレクチャーをする場です。
主な対象メンバーは日曜日のランニングメンバーですが、メンバーに誘われてついてきた初心者もちらほら見えます。レクチャー内容は、Clubの代表であるJonから基本的なお作法に関すること、また年間8マラソンに参加するエリートランナーAlexによる上級者編、さらに自ら現役競技者で大学時代はDivision1(いわゆる日本のインカレ)で中距離の上位入賞を果たしていた経歴を持つランニングショップの店員のお兄さんTimによる最新シューズ動向と正しいシューズの選び方までいろいろ網羅されています。
内容についてはご興味があれば資料を別途お送りしますが、今回お伝えしたかったのは、こちらの一般アスリート達の能力向上のための取り組み姿勢とそれに応えるコミュニティー、またはマーケットの懐の深さです。ご存知の通りこちらは国民性、習慣、考え方は非常に多様化しているため、どんなことでも絶対的にこれが一番という考え方は存在しません。今回のレクチャーもその考えに則っており、提供する情報や裏にある根拠は、ある場合において有効であるという言い方です。そういった前提でのレクチャーで何が起こるかということ、準備した説明の時間に対し、同じ時間の質疑応答やディスカッションがなされます。つまり、参加者皆が『私のゴールのために、どの情報が有用で、それをどう実行したら効果的で、逆に何は関係ないのか』ということを納得するために、ディスカッションを通して参加しているのです。そんな状況での質問の内容とレベルはお察しの通り千差万別で、画一性を重視する日本人からすると何でそんな初歩的なことを聞くのか?とかそんな専門的なことは私には関係ないわ、という印象を持ちそうですが、全くそんな捉え方はなく、むしろその裏にある個人のパーソナリティーや経験からさらに情報を得ようとしています。
日本ではどちらかというと、こうするべき、これが正しいやりかた、といった正解(もしくは王道)を紹介、指導しどれだけそれが出来るようになるかがトレーニングだったりとうしだったしますよね?でも今回のレクチャーには一切そういった意図や誘導はなく、純粋にあなたの目標のためにランニングを生かしたいんだったらこうしたら?という助言をするまでにとどめています。これだと多くの日本人からは物足りないとかもっとわかりやすくメッセージして欲しいという要望が聞こえてきそうですが、ここにある大きな違いは、こちらではあくまでも自分が納得し、自分の動機としてその手段を選択し、結果も自分で責任を持つ、という点にあります。
NY郊外の1トライアスロンクラブの活動の一面ですが、活動の背景にある競技への取り組み姿勢、考え方は日本のそれと大きく異なっているのが少しは伝わりましたでしょうか?レベルはまちまちでも、皆自分の向上のために自ら積極的に情報やスキルを習得する、そしてその延長に大いに楽しむ。この姿勢は、私を含め我々中野JCでも真似できる良い面ではないでしょうか?
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同感です
国や地域によってスポーツ文化の違いがあるのは仕方がないけれど、しかし、World wideのスポーツという視点では、スポーツに取り組む姿勢や考え方は、それほど異なるものではないと、私は思っています。
なぜならば、スポーツとは本来、答えや解決方法が見えない、逆に言えば、さまざまな答えが存在し、そのどれもが肯定される世界だからです。
つまり、そのことは、アスリート一人一人の性格や体力や思考方法などが異なるからだと思います。
山を登る道はいくつもあって、そのどれを選ぶかは自分自身が決めること。しかしながら、藪や茂みの多いルートは避けたいものです。それも、すべて自分自身が判断することです。
貴君が言うほどアメリカと日本の考え方に、それほど差があるとは思えないけれど、でも、クラブ活動の一環として、そうしたレクチャーや意見交換会などが恒常的に行われていることは、大変、有意義なことだと思います。
JCも、そのような機会を設けたら、如何という点では、まったく同感です。